平成28年度事例Ⅲ 第三問

(問)

C 社では、クレームを削減する改善活動を計画している。このクレーム改善活動を最も効果的に実施するために、着目するクレーム内容、それを解決するための具体的対応策を 120 字以内で述べよ。

 

(答)

着目するのはカット形状不均一に関するクレーム。対応策は、標準作業整備による作業方法の統一。なお、衛生管理にも留意した標準作業とすることで、異物混入の発生抑止にもつながる。加工場全体の作業の流れに留意することで仕掛品も減らし鮮度の劣化を防ぐ。

 

平成28年度事例Ⅲ 第二問

(問)

現在 C 社が抱えている最大の経営課題は、収益改善を早急に図ることである。生産管理面での対応策を 160 字以内で述べよ。

 

(答)23点

売上高でなく利益を管理項目とした全社的な計画に基づく生産管理を導入し、材料調達単価の低減、加工効率向上による歩留り向上、輸送効率向上を図るとともに、人員配置柔軟化により製造チーム間の稼働アンバランスを解消し、顧客からの通年取引に対応しうる体制を構築する。また、衛生管理意識を含めたモラール向上に向け職員教育を強化する。

平成28年度事例Ⅲ 第一問

(問)

カット野菜業界における C 社の a 強みと b 弱みを、それぞれ40 字以内で述べよ。

 

(答)

(a)

農業法人を親会社に持つことから、販売先、原料の調達先を確保できている点

(b)

人材育成や設備更新が行えていない点、計画的·組織的な生産管理を行えていない点

平成28年度事例Ⅱ 第四問 設問2

(問)

B 社のインターネット販売を利用する顧客にリピートしてもらうために、インターネット上でどのようなマーケティング・コミュニケーションを展開するべきか。80字以内で提案せよ。

 

(答)12点

国産原料や伝統的製法などの自社の特徴をアピールしつつSNSなど双方向のツールを活用し顧客ロイヤリティを高める。海外需要の獲得のため外国語での発信、レシピを提案。

平成28年事例Ⅱ 第四問 設問1

(問)

インターネット販売を軌道に乗せるために B 社が採るべきブランド戦略を 50 字以内で提案せよ。

 

(答)4点

ブランド戦略は、モールではなく自社ECサイトを利用し、高付加価値や健康的である点をアピールする。

平成28年度事例Ⅱ 第三問

(問)

3年前に開業した直営店併設の飲食店は、売り上げが好調である。B 社が飲食店を直接経営することによって、どのようなメリットと効果を得られるか。売り上げが向上すること以外のメリットと効果について、100 字以内で説明せよ。

 

(答)19点

メリットは、最終消費者との接点を得られること、自社製品の体験型情報発信の拠点ができること。効果は、ニーズの収集、きめ細かい接客によるファンの獲得、観光客等に自社製品の品質を深く広く訴求できること。

平成28年度事例Ⅱ 第二問 設例2

https://drive.google.com/file/d/1xZDibrMYcGDoRvY19IXh4d5BNcgYEFFT/view?usp=drivesdk

 

(問)

設問1で想定したターゲット層に訴求するための、プロモーションと販売の戦略を 80 字以内で説明せよ。

 

(答)7点

ターゲットは直営の飲食店利用者と重なるため、飲食店での販売を実施するとともに、インターネット販売など、ブランドを毀損しない販売チャネルの多様化も併せて検討する。